保育士資格取得の体験談4
試験が不要の夜間の保育系専門学校から保育士資格を習得
保育士になるには、保育系の専門学校(大学も含む)を卒業するか、資格試験を受験して合格するかの2つの方法があります。
現在、保育士として働いている多くの方は保育系の専門学校出身ですが、その理由はやはり資格試験の受験が不要だということでしょう。時間はかかりますが、学校を卒業すれば自動的に保育士資格が取得できますし、実習に割く時間も多いので卒業後にすぐに働くことが可能だからでしょう。
私は現役の時には保育系とは何ら関係の無い学校を卒業しました。その後就職も普通の企業にしたのですが、子供の教育に関する仕事がしたいという気持ちが強くなり、保育士を目指して勉強を始めたのです。
私が選んだ方法は、夜間の保育系専門学校に通うことです。専門学校を選んだのは、上記した通り、試験が不要なことと、経験不足な自分でも学校での実習を通して学ぶことができるためです。夜間を選んだのは、しばらくは現在の会社を辞めずに続けようと考えたからです。
私の学校の場合、夜間のコースは授業が18時から21時までなので、会社に努めていても通うことが可能でした。予習、復習などの勉強時間をどうやって作るかが苦労しましたが、授業のある日は帰宅後すぐに寝て、翌日に早く起床して朝の時間を勉強に当てるなどで時間を捻出しました。
ただ、夜間のコースは3年間かかるので、昼間のコースに比べて期間が長くなるというデメリットもあります(昼間のコースは2年間カリキュラム)。それでも、私にとっては昼間の時間が自由にできるというのが大きなメリットでした。
夜間に通いだして1年間は会社勤務を続けていたのですが、2年目以降は貯蓄もある程度できたこともあり、会社を辞めて、昼間は学校が紹介してくれた保育園でバイトとして働くようになりました。実際、夜間コースに通う人の多くは、昼間は学校が紹介する施設での保育バイトをやっていました。
この経験が、実地訓練の一つとして非常に有効だったと思います。それまで仕事として子供と関わった経験が無かったので、自分にとってはとても良い期間だったと思います。
こうして無事に3年間通学して資格を取得したわけですが、私の通った学校が厚生労働省および文部科学省の認定校だったこともあり、卒業と同時に本来の目的である保育士資格に加えて、幼稚園教諭2種免許も取得できたのはラッキーでした。
今後、幼保一体化の流れが本格化してくることが予想されるため、保育士だけではなく、幼稚園教諭の免許も持っていることで可能性が大きく広がります。
最終的に学費は約60万円近くかかりましたが、3年間きっちり学べたことと、2つの資格が取得できたことを考えると、決して高くない投資だったと考えています。
-
おすすめ受講生合格率が通常の3.2倍に!申し込み件数ランキング第1位はあの『〇〇』の保育士講座
-
広告園見学~勤務中まで保育現場を知り尽くしたあなた専任の人材コンサルタントのサポートが受けられる