保育士は何を教えるの?
保育士は何を教えるの?
保育士が保育所という集団で生活する環境中で子どもに教えることはたくさんあります。まず基本として保育施設で子どもを預かる間は保護者に代わって基本的な生活習慣を指導することが保育士の重要な役割になります。
ここでの基本的な生活習慣とは、食事、排泄、睡眠、着脱、清潔の5つです。この5つの生活習慣は子どもにとってどれも欠かせない大切なものになります。保育士は1日のうち8時間以上という長時間にわたって子どもと生活を共にするので、その中でこの5つの生活習慣を、子どもの成長に合わせて温かく見守りながら教えています。
具体的な保育の例
具体的にはどのようなことを教えるのでしょうか?
例えば『食事』を例にとって考えてみます。『食事』一つにとってもここには書ききれないほどたくさん子どもが学ぶことがあります。『お友達同士で食べる楽しさ』や『給食を食べるのときのルール』、『食べ終わった後の片付け』など、子どもの成長に欠かせない大切な生活習慣がたくさんあることがご想像できるかと思います。そういった中で保育士はそれぞれの子どもに適した指導をしていくことになります。
また基礎的な生活習慣以外にも『遊び』も大切な指導の一つにです。子どもにとって楽しみや喜びを感じる『遊び』は、その他にも遊びを通して心身の発達を促すための重要な役割を担っています。保育士はその遊びに入り、ルールを教えたり、より遊びを充実させる役割をします。
しかし気をつけておきたいこととして、常に保育士が子どもの遊びの中心にいるのではなく、遊びの主役はあくまで子ども達ということを忘れてはいけません。保育者は子ども達が遊びを発見し創造していく中で、どのように援助し見守り、遊びを用意していくことなどが大切です。
子ども達の成長には先生の影響がたくさん
保育所の1日では、子どもはたくさんのことを学んでいきます。得意なことを見つけたり好きな遊びを発見して毎日のように成長していきます。その成長の過程で保育者が褒めたり認めを行うことで、子どもはより豊かに成長していくのです。
結局のところ保育者は子どもに何を教えるのかというと、このページでは収まりきらないほどあります。それだけ保育者は子どもの成長に大きく関わっているということです。ですので、子どもたちにはしっかりと基本的な生活習慣を教えることはもちろん、保育所で過ごす1日をより豊かに過ごせるよう、たくさんのことを教えてあげてください。
教え方や内容は、保育所の方針や、個人の考え方で様々です。ただ、共通して言えることとして、子ども達のためを思って指導することが大切です。甘やかしすぎても、キツすぎてもだめですし、子ども一人ひとりに合わせた教え方も必要になります。
自分が教えたいことが思うように子どもに伝わらないこともありますが、子どもたちのことを思って指導できていれば、きっと伝わるときがくるはずです。そういったところにやりがいを見つけると、日常の保育もより楽しくなってくるはずです。
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